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江蘇潤石の3つの主要製品種類の5つのタイプが、車載用ICの信頼性に関するAEC-Q100 Grade 1認証に合格

2022-08-02
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最近、江蘇潤石のオペアンプRS722P/RS724/RS721P、レベルシフターRS8T245及びロジックチップRS1G08が、車載用ICの信頼性に関するAEC-Q100Grade1認証に合格しました。これは江蘇潤石が車載グレードの検査に合格した最初の製品であり、潤石が国際基準に従って車載グレードの品質管理システムを確立し、自動車エレクトロニクス業界に向けて重要な一歩を踏み出したことを示しています。AEC-Q100車載グレード認証プロセス全体を振り返ると、プロジェクトの前期の準備から後期のテスト検証まで、RS722P/RS724/RS721P/RS1G08/RS8T245は、環境ストレス加速検証、寿命加速シミュレーション検証、パッケージング検証、及びチップ製造信頼性検証、電気的検証、故障スクリーニング検証など一連の車載グレードの認定試験に無事に合格しました。

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国産車載グレードアナログチップ RS722P/RS724/RS721P/RS1G08/RS8T245

新エネルギー車の急速な発展を受けて、自動車用電子機器の需要が急速に伸びており、従来の車と比較して、新エネルギー車にはパワーシステム、車体部分、コックピット部分、自動運転、車載エンターテインメント、ボディエレクトロニクス、照明などの分野での車載グレードのICへの需要が高まっています。今回、車載グレード認証を取得したRS722P/RS724/RS721P/RS1G08製品は、生産・製造品質システムにおいてIATF16949規格を満たしている製品であり、MSL1湿度感度レベルに到達し、PPAP成果物とDPAレポートの完全なセットを提供できます。パワード部分(VCU、OBC&DC-DC、BMS、インバーター&モーター制御、ギアボックス、EPS)、車体部分(BCM、ドア&窓、照明、座席、ハンドル、冷暖房、鏡)、コックピット部分(インフォテインメント、インストルメントクラスター、ヘッドユニット&アンプ、デジタルコックピット、T-BOX(V2X))で広く使用されており、市場に出回っている主流の欧米車載グレードのチップとP2Pで対応できます。


AEC-Q100について


AECQは、車載グレードの検証規格です。クライスラー、フォード、ゼネラルモーターズによって設立された、一連の共通部品認定及び品質システム規格を確立するための車載電子部品評議会 (AEC) です。AEC は、「Automotive Electronics Council」の略称で車載用電子部品における信頼性・認定基準の規格を策定することを目的として、米国の大手自動車メーカーや主要部品メーカーによって設立された団体です。AECはAEC-Q100(集積回路IC)、AEC-Q101 (ディスクリートデバイス)、AEC-Q102 (ディスクリート光電LED)、AEC-Q104 (マルチチップ部品)、AEC-Q200 (受動部品)を含んだ品質管理の規格を策定しました。

AEC-Q100は、各チップに対して厳格な品質と信頼性の検証を実施し、認定されたチップが過酷な環境ストレスに耐え、自動車用途で少なくとも15年の動作寿命を確保できるようにします。異なるグレードにおいて、AEC-Q100車載グレードチップ製品の動作温度(AECQ100_Rev_H規格)は次の表に示すようになります。


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グレード0/1は、エンジン制御、トランスミッション電子機器、ステアリング、ブレーキ、エアバッグなどのドライブラインまたはボンネットの下のアプリケーションに適しています。


グレード2/3は、車室内の情報処理及びインフォテインメントアプリケーションに適しています。


また、機器の製造・設計変更届の扱いにも違いがあります。再認証と変更通知の要件は、産業用または商用デバイスよりも自動車グレードのデバイスの方がはるかに厳格です。たとえば、産業用デバイスで多くの小規模なプロセス変更を実行する場合、顧客への通知やデバイスの再認定は必要ありませんが、自動車用デバイスではAEC-Q100変更管理仕様に厳密に準拠する必要があります。

AEC-Q100は、自動車用途、自動車部品、車載電子機器を対象に、策定された信頼性試験規格であり、品質管理基準を確立し、車載電子機器の安定性と標準化を向上させることを目的としています。AEC-Q100認証は、集積回路メーカーが自動車分野に参入するための入場券であり、強制的な認証制度ではありませんが、自動車エレクトロニクス分野の一般的な試験基準となっています。


潤石のアナログチップについてのAEC-Q100試験項目


試験グループA (加速環境ストレス試験、Accelerated Environment Stress)

試験グループB(加速寿命シミュレーション試験、Accelerated Lifetime Simulation)

試験グループ C (パッケージ完全性試験、Package Assembly Integrity)

グループ D (チップウェーハ信頼性試験、Die Fabrication Reliability)

グループE(電気的特性確認試験、Electrical Verification)

グループF(欠陥スクリーニング試験、Defect Screening)


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AEC-Q100の役割

これは主に、製品のさまざまな状態や潜在的な障害状態を防止し、コンポーネントサプライヤーが開発プロセス中にこの仕様に準拠したチップを使用するように導くために使用されます。 AEC-Q100では、チップケースごとに厳しい品質・信頼性確認を実施し、メーカーから提案された製品データシート、使用目的、機能説明などが当初の要求を満たしているか、継続使用後の機能や性能が満足できるものであるかの一貫性を確認しています。


AEC-Q100規格の目標は、製品の歩留まりを向上させることです。これは、製品サイズ、歩留まり、及びコスト管理の点で、チップサプライヤーにとって大きな課題です。入札にせよ、市場占有にせよ、AEC-Qシリーズ認証は、できるだけ早く自動車分野に参入して認められたい自動車会社にとって、第一の選択肢となるでしょう。


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新エネルギー車の分野では、江蘇潤石科技有限公司の布石が国内の他のアナログチップメーカーよりも速く、2021年末までに国内有数の新エネルギー車メーカーとの取引による営業高は数千万人民元に達しました。新エネルギー車は、アナログチップなどの電子部品の信頼性に対する要求が非常に高いです。潤石は自動車グレードのアナログチップの研究開発と生産を全面的に推進し、世界一流の車載グレードチップのメーカーと同じレベルのプロセス、材料、及び技術を採用しています。IATF16949認定を持ち、AEC-Q100認定プロセスを経た実際の車載グレード量産の経験を持つウェーハメーカー及びTier 1車載グレードチップの量産経験を持つパッケージング会社と協力しています。たとえば、蘇州日月新半導体、通富微電などがあります。業界トップレベルの三温度テストハンドラを採用しています。その上に、潤石はAEC-Q100Grade1 (湿度感度レベルがMSL1に達する)を満たす自動車グレードの製品を開発・導入しており、独立した第三者の研究所によって自動車グレードのAEC- Q100の認証が行われます。それと同時に、品質管理体制を一層強化するため、国際的な第三者試験、認証機関であるドイツのTÜV Rheinland(テュフラインランド)の指導のもと、ISO 26262ASILDの機能安全プロセスを取り入れました。2022年、江蘇潤石科技は、複数の製品ラインで20以上のチップ部品番号のAEC-Q100 Grade 1認証テストに連続して合格し、自動車市場にますます高信頼性と高品質の車載グレードのアナログチップを提供していきます。